ピッキング作業とは?具体的な仕事内容や働くメリット・デメリットについて解説!

公開日:2022/07/15  最終更新日:2022/09/12

副業等でアルバイトを始める方も増えてきました。その副業で人気が高い作業の一つがピッキングです。しかし、どのような作業なのか詳しく知らないままで申し込みを検討している方が多いことも事実。当記事ではピッキング作業とはどんなものなのか、そのメリット・デメリットも徹底解説します。ぜひじっくり読んでみてください。

ピッキング作業とは?

倉庫および工場の出荷前の商品等を、伝票および指示リストの内容に従い集めて検品・梱包の作業者に受け渡す作業のことを指します。ちなみにピッキング(picking)とは英語で摘み取りや採集といった意味があります。ピッキングの種類は主に2つあるので、それぞれ紹介しましょう。

■種まき方式(トータルピッキング)

複数のオーダーの商品をまとめてピッキングします。そして仕分け場に持っていきオーダー単位に仕分けていく方式のことです。メリットは、商品をまとめてピッキングするのでオーダー数と同じ回数の往復移動をする必要ないところ。歩く距離の長さ、および時間が大幅に短縮できるのもメリットです。

一方でデメリットは、ピッキング後すぐに検品梱包できないところ。集めた商品を仮置して仕分けする作業場所を確保することが必要になるため、スペース的な問題が発生することもあります。

■摘み取り方式(シングルピッキング)

オーダー単位(発送単位)にピッキングすることを指しています。多品種小ロットの商品を出荷する際に採用されており、ネットショップ販売などのピッキング作業でよく見かける方式です。

メリットは、指示を受けてから出荷完了までのスピードが早いところです。ミスがあってもすぐに修正できるなど小回りがきく点にも注目でしょう。デメリットは、オーダー数と同じ回数分の往復移動距離と移動時間がかかるところです。

ピッキングの仕事の魅力

人気の仕事であるピッキングですが、どのような魅力があるのでしょうか。

■慣れると作業効率がアップして楽しい

仕事を始めたばかりの頃は、ミスをすることも多く、作業効率が悪いことも少なくありません。しかし慣れてくると、格段にミスが減り仕事効率もUP。広大な倉庫の中で、いかに最短ルートで目当ての商品を見つけるか、そして運ぶのか、といったことを頭で考えます。

多くの荷物の中から目当ての商品を探すのは一種の宝探しのような面もあり、ハマる方も少なくありません。中にはゲーム感覚で楽しんでいる人もいるのです。

■専門知識もスキルも不要

ピッキングの仕事をするためには、とくに経験は問われません。多くの求人をチェックしても“未経験OK”とされています。ハンディターミナル(ハンディ)と呼ばれる、携帯電話を少し大きくしたような機器を使い商品等のバーコードを読み取りますが、その作業もすぐに慣れるので問題なし。

■運動不足解消

広大な倉庫の中を動き回る仕事なので、運動不足の解消にはもってこいです。職場によっては、1日あたり10キロ以上移動することもあります。ダイエット効果を実感している人も多く、ある程度の重さのある荷物を持ち運ぶため、筋力がつくなどの効果を得られた方も少なくありません。

■体力を使う

前述したように1日で10キロほど移動することもあります。かなり体力を使う仕事なので、体力に不安がある方には当然適していません。また立ったままの仕事のため、下半身に怪我などがあると対応は難しいでしょう。

■プレッシャーあり

ピッキング作業がミスすると、商品の取り違えにより配送先に迷惑をかける可能性が出てきます。誤出荷が生じれば顧客へのクレーム対応も必要になり、再発送によるコスト増加も…。

倉庫自体の運営にも多大な影響をおよぼすことになるため、そのプレッシャーは小さくありません。最初のちょっとしたミスは許してもらえるかもしれませんが、度重なるミスは大きな問題になることもあるので要注意です。

ピッキングの仕事はどんな人に向いている?

一人で集中して作業するのが得意な人が向いています。人と協力して作業を進めるわけではなく、自分で考えて自分で動く仕事だからです。接客業が苦手で後方の作業に徹したいという人にも適しており、過去に職場の人間関係で悩んだ経験にある人にもおすすめです。

また一人で作業するからこそ、責任感がある人にも向いています。当たり前のことですが、遅刻をしないこと、無断欠勤をしないこと、時間を守ること、ルールを守ることも重要です。

 

ピッキング作業について詳しく解説しました。ピッキングとは倉庫および工場の出荷前の商品等を、伝票および指示リストの内容に従い集めて検品・梱包の作業者に受け渡す作業のことであり、2つの種類があります。

仕事としてはメリットとデメリットの双方があるため、自身にとってメリットが大きいか、それともデメリットが大きいかを考えたうえで働くか決めるのがおすすめです。

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