派遣社員が正社員登用を受けるメリットとデメリットを解説

公開日:2024/12/15  

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派遣社員として働いているものの、将来的な安定感を求めるために正社員に魅力を感じている方もいるでしょう。しかし、そもそも派遣社員から正社員になれるかどうか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、派遣社員が正社員を受ける流れに加え、メリットとデメリットについて解説します。

派遣社員の正社員登用の概要

派遣社員の正社員登用とは、文字通り派遣社員という雇用形態から正社員になることです。

一般的には派遣先の企業で引き上げてもらい、そのまま継続して正社員として働き続けることを指します。そもそも派遣社員は、派遣元企業と雇用契約を交わして、派遣先に派遣されて勤務する形態です。通常は、3か月や6か月、12か月といったように期間が設けられています。

契約期間が来たら、別の派遣先に派遣されるか、そのまま契約が更新されて継続して勤務するかになります。ただ、派遣先企業によっては、最初の時点から正社員登用を見越して派遣社員を受け入れているケースも少なくありません。

そういった企業の場合、正社員登用制度を設けています。派遣社員が正社員登用されるには、派遣社員として勤務してるときの勤務態度や成績などが評価され、正社員として働けると判断されると担当者から打診される流れが多いでしょう。

ただし、正社員登用の声がかかったからといって、必ずしも正社員になれるわけではありません。通常は面接や適性検査などを受ける必要があり、それらの試験に合格することではじめて正社員になれるのです。

派遣から正社員になるメリット

将来的な安定感を求めて正社員になりたいと思う方も多いでしょう。

しかし、派遣社員から正社員になることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

雇用の安定

派遣社員から正社員になるメリットのひとつとして「雇用の安定」が挙げられます。

派遣社員の場合、契約期間が満了すると、派遣先から派遣元に戻らなければなりません。また、通常は同じ派遣先で3年ヲ超えて働けない仕組みとなっています。契約更新されなければ、派遣元に戻って研修を受けたり、資格取得を目指したりしなければなりません。

また、登録型派遣の場合、派遣先で勤務できない期間は「待機期間」となることから、その間は賃金が発生しません。収入が安定せず、将来に不安を抱くケースも多いでしょう。しかし、正社員になれば、原則終身雇用であることから、退職するまで賃金が発生します。

年収の増加・福利厚生の享受・専門スキルの向上

さらに、ボーナスや退職金を受け取れるので、派遣社員と比べると年収が増えるといったメリットもあるでしょう。

そのほか、企業によっては手厚い福利厚生を受けられるケースもあります。たとえば、資格取得手当や、住宅手当などを受けられ、通常の給与とは別に報酬が加算されます。さらに、正社員としての雇用は、企業内での長期的なキャリアを前提としていることが一般的です。

そのため、企業は従業員のスキル向上や専門性の深化をサポートするための研修や教育プログラムを提供することが多いでしょう。これにより、業務に必要な新しいスキルや知識を習得し、自身の専門性を高めることができ、キャリアアップのチャンスが広がるのがメリットのひとつです。

そのほか、プロジェクトや業務に対する責任感が高まり、仕事の結果としての達成感や満足感が得やすくなります。日々の業務に対するモチベーションも向上し、より充実した仕事生活を送ることができるのもメリットです。

派遣から正社員になるデメリット

最後に、派遣社員から正社員になるでめりっとについて解説します。

柔軟な働き方が難しくなる

派遣社員の場合、比較的自由な勤務形態や勤務時間が可能であることがあります。

しかし、正社員になると、企業が規定した勤務時間や勤務日数に基づいて働かなければなりません。また、フルタイムの働き方が求められることから、柔軟な働き方が難しくなるといったデメリットがあります。

たとえば、急なプライベートの予定や家庭の事情に対応することが困難になるケースも珍しくありません。

多くの責任・業務

正社員としてのポジションにはより多くの責任が伴うので、ストレスやプレッシャーが増す可能性があります。

また、派遣社員と比べると業務量が増えて、残業が発生することもあるでしょう。

職場を変えにくくなる

正社員の場合は原則終身雇用です。

派遣社員の場合は、派遣先での職場環境に不満があれば、派遣元の担当者と相談して派遣先を変更できる可能性が高いです。しかし、正社員であれば、職場環境に不満があるからといって自由に職場を変えられません。

正社員の場合は正式に退職手続きをおこない、転職活動を経て新しい職場での勤務がはじまります。

まとめ

派遣社員として働いており、将来的な安定を求めて正社員になりたいと思う人も多いでしょう。正社員になることで雇用が安定するのはもちろん、ボーナスや退職金がもらえるので、年収がアップする可能性が高いです。ただし、企業が規定した勤務時間や勤務日数に基づいて働かなければならないので、柔軟な働き方ができない可能性があります。また、正社員になることで仕事量が増えたり、責任が増したりする可能性もゼロではありません。とはいえ、将来的な安定を求めるのであれば、正社員登用を検討してみてはいかがでしょうか。

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ホットスタッフ松本の画像 引用元:https://www.hotstaff.co.jp
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