派遣の契約終了とは?契約期間が終了したらどうするの?

公開日:2023/02/15  

派遣社員には契約期間が設定されています。契約終了とは、契約期間を終えて派遣としての役割を果たしたということになります。基本的には最初から働く期間が決まっているのですが、派遣の契約期間が終了したらどうなるのでしょうか。今回は派遣の契約が終了になる理由や、長く働きたい時にするべきポイントを紹介します。

派遣の契約が終了になる理由

派遣の契約が終了になる理由はいくつか存在します。まず、派遣社員は基本働く期間がしっかり設定されています。求人に応募する際に3か月と決まっていれば、働き始めた日から3か月経過したら契約終了です。

ここで契約更新にならなければ、また新しい仕事を探す必要があります。契約終了になるかどうかは、期間が満了する1か月前に企業側から告知されるので準備しておきましょう。

また、企業側から更新を希望されても自分で断ることもできるうえ、反対に自分が更新を希望しても会社側に断れてしまうケースもあります。

途中で解除になることも

契約期間が終了する前に、契約が解除になってしまうことも考えられます。それは、仕事に真面目に取り組んでいなかったり周囲の人々とトラブルを起こしてしまったりと、派遣スタッフに問題があることも少なくないのです。

会社にとって損失をもたらすと判断された場合、早期に契約を打ち切られてしまいます。派遣に限ったことではありませんが、仕事には真剣に取り組んでください。

ただ、派遣先の企業の経営状況によって早期に契約を解除されることもあります。会社都合で誰かを解雇する必要が生じた場合、正社員のように企業から守ってもらいにくい立場にあることを考慮しておきましょう。

派遣の最長期間は?

派遣は短いものだと1日や1週間で終了することもありますが、最長は3年だと決められています。2015年に改正労働者派遣法が施行されたことによって、派遣社員は同じ企業で3年までしか働けないことになりました。そのまま長く働きたいと考えていても、派遣社員である以上上限が決められているので注意が必要です。

同じ職場で長く働きたいならどうするべき?

先ほども説明しましたが、派遣社員が同じ職場で働ける最長期間は3年です。それを超えて長く働きたい場合、どうすればよいのでしょうか。

まずは派遣先の企業の正社員になる方法があげられます。そうすれば自分が3年間従事した仕事に正社員として取り組むことができるため、長く働けることにつながります。

その企業の福利厚生が適用され、ボーナスも支給されるでしょう。ただ、自分が希望すれば正社員になれる訳ではなく、派遣先の企業と派遣会社の同意が必要です。正社員ではなく契約社員やパートになる選択肢もありますが、待遇面を考慮して最善の選択をとってください。

また、従事している仕事ではなく派遣先の企業にこだわりがある場合、別部署への異動を希望するという手もあります。仕事の内容が変わればまたそこから3年働くことが可能です。これも企業側の許可が必要です。

派遣会社の無期雇用となる

派遣社員として働くためには、派遣会社に登録しなくてはいけません。そして、派遣会社との契約が5年を超えたタイミングで無期転換ルールというものが適用されます。これによって常用型派遣という雇用形態になり、派遣会社と派遣先の契約が結ばれている限り同じ職場で働けるようになるのです。

契約終了するときはどうしたらよいのか

契約終了する際には、派遣会社でまた新しい仕事を探します。自分のスキルを活かせる、または希望にマッチしている企業を見つけましょう。派遣会社のスタッフが協力してくれるので、その都度相談に乗ってもらってください。

また、派遣会社の中にやりたい仕事がない場合、派遣会社そのものを変えることをおすすめします。派遣先で身に付けた知識やスキルをより活かせるような企業に出会えるよう、選択肢の幅を広げていきます。

派遣会社には1つしか登録できないというルールはありません。複数社登録しておくことで、より多くの仕事を見られます

就職活動を開始するのもあり

派遣社員として培った経験や新しく身に付けたスキルを活かして、正社員の道を探すのもおすすめです。派遣社員はライフスタイルの変化にあわせやすいという魅力がありますが、収入面の安定や待遇の向上を考えると正社員にもメリットがたくさんあります。自分にあった働き方を確立してください。

次の仕事はいつでも探せる

派遣社員のデメリットとして、仕事が終了してから次の仕事が見つかるまで収入面が不安だということがあげられます。そのため、空白期間を作らないことが重要です。契約期間が終了する前に、めぼしい仕事を探しておきましょう。

まとめ

派遣の契約終了について解説しました。派遣社員は最初から働く期間が決められているため、その期間が来るとまた次の仕事を探す必要があります。長く同じ職場で働くためには、派遣先の企業の正社員になる、別の部署に異動する、派遣会社の無期雇用社員になることが重要です。自分の経験やスキルを活かせる仕事を探して、希望にマッチした働き方を見つけてください。

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