派遣先で起こりがちなトラブルとは?対処法を事前に知っておこう!
働く中でトラブルに合った時、どのようにしたらよいのか不安になりますよね。仕事をする中で、トラブルになると翌日から行きたくないと思う方もいるのではないでしょうか。今回は、起こりやすいトラブルや対処法、解決の兆しが見えない時はどうしたらよいかなど、詳しくご紹介します。できる限り回避できるようチェックしましょう。
派遣先で起こりがちなトラブルとは?
まず、派遣先で起こりやすい問題をいくつかご紹介します。
契約以外の仕事をすること
労働の基本は、就業条件明示書などの取り決めに基づいています。契約していない業務に関しては、実施をするよういわれても、従う必要はないのです。しかし、派遣先によってはまったく別の業務を依頼してくる時があります。
また、時間や作業量などを追加されるトラブルもあります。たとえば、担当でもないのに電話の対応をしたり、上司へのお茶出しなどを命じてくる派遣先もあったり、自分が出したわけでもないゴミ出しを頼まれることもあります。
給与としてカウントされない時間
労働時間は一人一人、契約時の内容によって細かく決まっていますが、基本的には始業前や後にある朝礼やミーティングなども労働時間に含まれますよね。また、着替えや引継ぎ時間、そして作業の片づけにかかった時間なども労働時間に含まれるのは当然です。
しかし、派遣先によっては、作業時間や着替え時間、そして朝礼などは、労働に含まれないという派遣先もあるのです。また、考えられないくらい悪質ではありますが、休憩時間に、電話番を頼む正社員もいます。重大な違反行ためになりますね。
パワハラやセクハラ
契約更新などで脅し、ひどい言葉で見下したり、過剰労働をおしつけるといったパワハラをしてくる正社員もいたりします。また、上司からの言葉や態度によるセクハラが横行している会社もあります。トラブルが起こったとき、派遣社員は身近な正社員に相談をするのが1つの方法ではありますが、面倒なことに巻き込まれて評価を落としたくないという思いから、加害者の肩を持つ正社員もいるという前代未聞の会社もあるので注意が必要です。
派遣先でトラブルが起きた際の対処法
万一、トラブルに合った時は、まずは派遣会社に報告することをおすすめします。担当スタッフに訴えることで、基本的には話を聞いてもらえます。
ただ、スタッフが多忙などの理由でなかなか連絡できない際は、本社にあるコールセンターに相談するのもひとつの方法です。トラブルの中でも、契約外の仕事内容をおしつけられたりすることは、派遣会社も大きな問題として扱ってくれるので、報告を受け次第、早急に対応してくれる可能性は高いです。
ただ、ハラスメントや人間関係については解釈が主観的になってしまうとの理由で、対応してくれないこともあります。対応が充分ではない場合、本人が辞めるしかなくなってしまいます。
それでもトラブル解決の兆しが見えない場合は?
相談をしたとしても、それでも問題解決に至らない時は、どうしたらよいでしょうか。耐えられなくなったときの手段をご紹介します。
派遣会社を変更する
スタッフの対応が悪く、守ってくれず、不信感が募ったときの選択肢として、1つの解決策として登録会社を変更するという方法があります。しかし、辞めた後に、別のところを探し始めると時間が掛かってしまって、その間も生活はしなければなりませんので、経済的な不安も大きくなってしまいます。あらかじめ複数のところに登録しておいて、情報を常に確認しておくことがおすすめです。いざ切り替える際にも、すぐに次の派遣会社を探すことができますね。
派遣を辞める
雇用形態を変えるのも1つの手段になります。正社員になるというのも解決方法になりますね。もちろん、正社員に比べて劣っているわけではありませんが、何かと立場が弱かったり、派遣会社に頼ることしかできなかったり、福利厚生やさまざまな制度を受けられないといったように、特有の悩みもあります。また、仕事が回ってこないといった焦りも、正社員になることで解決されるケースもあります。急に正社員へと切り替えるのは不安な方もいるかと思いますが、契約社員から始めてみるという方法もあります。
まとめ
以上、派遣先で起こりがちなトラブルや対処法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。トラブルに合った派遣社員は、まずは担当スタッフや相談窓口に連絡して話を聞いてもらいましょう。もちろん、ここで問題がすべて解決するわけではありませんが、親身になって対応してくれる方もたくさんいるはずです。せっかく登録したのに、変更や雇用形態をどうするか決める場合、対応を確かめてからでも遅くはないので、まずは相談しましょう。ぜひ、今回の記事を参考に焦らないようしっかりと事前に準備しておきましょう。