派遣でも時短勤務可能!仕事とプライベートを両立するコツとは?

公開日:2024/08/15  

派遣でも時短勤務可能

家事や育児、介護などを担う人にとって、プライベートと仕事の両立は難易度の高い課題です。フルタイムでの勤務が難しくても、自由度の高い働き方を選べる派遣スタッフであれば、時短勤務という選択肢もあります。この記事では派遣社員として柔軟性の高い働き方を選択することで、プライベートと仕事を両立するコツを解説しましょう。

派遣でも時短勤務で仕事とプライベートの両立が可能

時短勤務とは、1日3~5時間などフルタイムと比べて勤務時間を短く抑える働き方をさします。労働時間が短いため、プライベートが多忙な方でも仕事を両立させやすいことが魅力です。家事や育児、介護など家庭の事情によりフルタイムでの勤務が厳しい場合でも、時短勤務であれば仕事とプライベートのバランスを取りやすいのではないでしょうか。

そんな時短勤務を希望する人におすすめしたいのが派遣スタッフとしての働き方です。派遣スタッフというとフルタイム勤務のイメージがあるかもしれませんが、それはひとつの側面でしかありません。

派遣スタッフとして働くメリットは、柔軟性と自由度の高さにあります。派遣スタッフは派遣元との契約に基づいて派遣先企業で働きますが、派遣期間が限定される仕事を選ぶことで、労働外の時間を自由に活用できるのです。

また、一定期間ごとに契約を更新できるので、ライフスタイルや価値観の変化に合わせて、働き方や労働条件を柔軟に変更しやすいことも魅力です。フレキシブルな勤務が可能な職場や時短勤務の求人に強い派遣会社に登録することで、さらに希望する働き方を実現させやすくなるでしょう。

派遣会社を介することで豊富な選択肢からよりよい条件の求人を比較検討できます。さらに、それだけでなくキャリア相談や業務サポートなどの支援を受けられ、就職活動に割く時間や労力を減らせることもワーカーにとって嬉しい特典です。

派遣会社を上手に活用することで、仕事とプライベートの両立だけでなく、自身の価値観に合わせた働き方を実現できます。

派遣スタッフに時短勤務が適用される条件

短時間勤務について定めている法令は育児・介護休業法です。育児・介護休業法は、社会の高齢化や核家族化に代表する社会の変化や、労働者の働き方やライフスタイルの多様化に合わせて、近年たびたび改正されています。

直近では2023年に見直しが実施され、将来的には2025年に再び改正が予定されているのです。現在適用されている短時間勤務制度(所定労働時間の短縮措置)は育児時短勤務介護時短勤務の2種類あります。

育児時短勤務は3歳未満の子どもをもつ方を対象にしており、1日の所定労働時間を原則6時間(5時間45分~6時間まで)とする措置をとっています。この制度の対象となるのは、短時間勤務期間に育児休業しておらず、日々雇用形式でなく、1日の所定労働時間が6時間より長く、労使協定により適用除外とされていない従業員であることなどが条件です。

介護時短勤務は、要介護状態になる対象家族を介護する従業員が希望する場合、短時間勤務制度またはフレックスタイム制度、始業・終業時刻の繰り上げ・繰り下げ(時差出勤制度)などの措置を講じるように定めています。この制度は要介護状態にある対象家族1人につき、介護休業をした日数と合わせて少なくとも93日間は利用できるように定められています。

これらの時短勤務条件に該当すれば、派遣スタッフでも時短勤務制度の対象となります。なお時短勤務を希望する場合は派遣元の会社で手続きとります。

派遣スタッフなら子どもがいなくても時短勤務で働ける

前章で解説した短時間勤務制度は、育児や介護を負担する労働者への措置です。しかし、派遣スタッフならば時短派遣という働き方を選択することで、法律で定める育児・介護の条件を満たさずに時短勤務が叶います。

健康面やライフスタイル・キャリアの選択などの理由から時短勤務を希望する人にとっても、派遣スタッフという選択肢はおすすめです。とくに長時間の勤務や過度なストレスを避け、自分の時間や趣味、家族との時間を大切にしたいと考えている人にとって有効な選択肢となるでしょう。

時短勤務で働くためには、派遣会社の選定が重要です。柔軟な勤務条件や時短勤務制度を提供している派遣会社を選びましょう。自分の希望やニーズを明確にし、どのような働き方がプライベートと仕事のバランスを保ちやすいか、どの程度の勤務時間が自身にとって適切かを分析することも重要です。

派遣会社に積極的にニーズを伝えることで希望する仕事とマッチングしやすくなります。派遣先企業とのコミュニケーションを大切にし、居心地のよい職場環境を構築していきましょう。

まとめ

時短勤務で仕事とプライベートを両立するコツを解説しました。短時間勤務について法令で定める「育児・介護休業法」では、育児または介護を担当する労働者に対する時短労働措置がとられています。

派遣スタッフの場合、育児・介護を条件にせず、時短派遣という働き方を選択することで短時間勤務が可能です。派遣スタッフとして働くことのメリットを活かしながら、プライベートとのバランスを取りながら充実した職場生活を送りましょう。

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